底辺プログラマーBlog
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FINANCE

ネット投げ銭について試行錯誤

今回は筆者ブログに寄付用のボタンを配置しよう!って簡単に考えていた筆者の試行錯誤した結果を記事に起こしたいと思います。
結構いろんなサイトを見ましたが、結局のところ資金決済に関する法律って言うのがあって直接的な寄付は日本では禁止されているようです。後で詳しく説明します。

Contents

ネット投げ銭ってなに?

いきなり『ネット投げ銭』ってなんだよ?寄付の話じゃないのか!と思った方もいるかと思います。例えば筆者のブログの記事を見て『この人を応援したい』という感じで寄付を行ったりすることを『ネット投げ銭』と呼ぶようです。

ネット投げ銭とは、Web上の無料コンテンツを閲覧・利用したユーザーが、コンテンツ制作者に手軽に寄付できるようにする仕組みやサービスの総称である。

ネット投げ銭の多くは、Webページ上に専用のボタンを設置し、ユーザーにクリックしてもらうことで寄付するという形で行われる。また、寄付金額は「1ドル」や「105円」などの小額から行える場合が多い。このため、気に入ったコンテンツがあった場合に、ソーシャルサービスのシェアボタンをクリックするような感覚で気軽に寄付を行うことができる。

ネット投げ銭は、基本的に対価を支払う義務がないコンテンツに対して、とりわけ感謝や支援の意を示すといった、積極的な行為として利用されている。ちなみに、ソフトウェアにおいては、「ユーザがその価値を認めた場合にのみいくらか寄付する」方式で無償配布されているものを「ドネーションウェア」などと呼ぶ。

2012年1月現在、ネット投げ銭の主なサービスとして、NECビッグローブが提供する「ポチ」、Grow! Inc.が提供する「Grow!」などを上げることができる。

weblio辞書より転記

記事の最初に書いた筆者の寄付ボタンを用意して寄付を募る行為はまさに『ネット投げ銭』と呼ばれる行為なのです。

ネット投げ銭がなぜ駄目なのか?

結論から言うと駄目ってわけではありません。ネット投げ銭は個人から個人にお金が送金されることがほとんどなので資金移動業の登録が必要となってしまいます。
しかしこの資金移動業の登録はかなりハードルが高く、日本でも実際に登録している法人は現在64社しかありません。これを個人で登録するとなるとかなり難しい(面倒?)と言わざる負えません。

そもそも投げ銭をしたい状況というのはその場のノリが大きい部分があります。路上ライブを行っているミュージシャンにおひねりをあげる行為も投げ銭に当たりますが、正式には資金移動業登録が必要なのでその手続きを行ってからお金を渡さなければなりません。手続きの間にそのミュージシャンはいなくなっていると思いますけど。。。

WordPressに投げ銭プラグインがある!?

筆者も使用しているWordPressには投げ銭用のプラグインがあります。一番有名なのはPayPal Donationsでしょう。プラグインをインストールし、ショートコードを発行して記事に張り付ければ直ぐにPayPalで寄付を行うボタンが作成可能です。
とっても簡単に作って使用できますが、残念ながらPayPalは個人間の送金を禁止しているので日本でこのボタンを作成して使っていたらPayPalの規約違反になってしまいます。簡単に作れるのに使えないなんて困った世の中です。PayPal Donationsは何も悪くありません。優秀なプラグインです。ただ日本で使用できないだけなんです。

PayPayのQRコード貼れば投げ銭できるんじゃない?

実はPayPayを使用すれば簡単に個人間の送金が可能です。単純にアプリのマイコードと呼ばれるQRコードを表示して相手に読み取ってもらえれば完了です。表示したQRコードをブログの記事に貼って寄付を募ることも可能なのではないかと考えました。実際他の方のブログも拝見しましたが規約にこう記載がありました。

第13条 (PayPayライトアカウントの利用にあたっての禁止事項)
利用者は、次の各号に定める行為を行ってはならないものとします。
(1) 日本国またはご利用の際に利用者が所在する国・地域の法令に違反する行為

PayPayライト利用規約より転記

名言されていませんがつまり資金決済に関する法律が適応されるってことじゃないですか?
PayPal Donationと同じく使用するのは簡単だけど日本じゃ使えないという事だと思います。実際割り勘とかで使うと思うのでどうなんでしょうね?

というか出金はまだできないんですね!じゃあ今のところ大丈夫なのかな。。。

ネット投げ銭できるサービスはないの?

筆者はどうしても寄付が欲しいのでいろいろと投げ銭できるサービスを探してみました。

kyash

kyashを使用すれば個人間の送金が可能です。
ですが注意する点があります。それは

一度チャージした残高を現金化できない

という点です。現金化できないんじゃ意味ないですね。しかもあまり知名度も高くないので用途が限られてしまいます。いくら大量の残高があっても使用できないのでは現実的ではありません。

はてなポイント

はてな内で使用できるポイントです。はてなポイントを別のユーザーに送信することができたのですが、実は現在そのポイント送信機能は終了しているようです。

note

noteはさまざまなデジタルコンテンツを販売することができるWebサービスです。テキストや動画等が販売できる他にサポートと呼ばれるボタンが用意されており、投げ銭を行うことができるようになっています。

しかしTopページに細かい説明が一切ないのが気になります(笑)

PayPayが資金移動業として登録される!

以前書いていた記事から約1年が経過していますが、
なんと2019/9/30にPayPayが資金移動業として登録されました!

ここまで書いた記事が意味をなくすようなニュースです(笑)

なにはともあれ投げ銭問題はPayPayを使えば問題なさそうです。
ユーザー同士で送金もできますし、現金化もできるようになりました!

結論

結局すべては資金決済に関する法律があるので資金移動業の登録なしに投げ銭は基本的にはできません。しかし何かを対価に資金を得る行為は問題ないとされています。巷によくある電子商材がまさにそれですね。彼らはノウハウを販売することで資金を得ています。

例えば筆者のブログ記事を序盤だけ見せて、詳細はお金を払ってください。というルールを設定すれば形的には投げ銭のようなものを実装することができます。筆者のブログがそこまで有用な情報が載っていればそれも可能だったのでしょうけどね。。。

結局投げ銭はできないけど法律をかいくぐる手段は今のところ存在するという事でした。

PayPayが資金移動業の登録がされたことによってごちゃごちゃ悩む必要はなくなりました。とりあえず投げ銭の一手段としてPayPayを選択しても問題なさそうです!

もしこの記事がためになったと思った方は下記から好きな金額をお支払いください。
支払いを行っていただければ筆者が喜びます!!!

今回の記事は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございます。

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